今日の米国株

グーグル(Alphabet)時間外で下落

S&P500     6,037  +0.72%

ナスダック総合  19,654  +1.35%

ダウ        44,556  +0.30%

ナスダックとS&P500は、FRBにとって好ましい経済指標を受けて反発し、2日続落を止めました。

ナスダック総合指数は月曜の安値から力強く反発し、50日移動平均線を再び上回る形で1.4%近く上昇。

S&P500種株価指数は0.7%上昇し、6,000ポイントの大台を回復しました。

S&P500 

為替・コモディティー 

ドル円   

154.28  -0.64% 


BTC/JPY

15,292,740円  -3.06%


金先物   

2,874.56  +0.61%

10年債券利回り 

アメリカ10年債券利回り  

4.512   -0.86%

VIX・プットコールレシオ

VIX   16.9

プットコールレシオ 0.84

VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。

市場の動き

株式市場の動向:ハイテク主導の上昇

火曜日の株式市場は、ハイテク株が上昇を牽引しました。

また、ドナルド・トランプ前大統領が中国への関税を10%引き上げる決定を実行し、中国は限定的な報復措置を取る姿勢を見せています。

さらに、カナダやメキシコへの関税引き上げは30日間延期されたことが、市場の安心材料となりました。

  • ダウ平均:0.3%上昇
  • S&P500:0.7%上昇(50日移動平均線を超える)
  • ナスダック総合:1.35%上昇(50日移動平均線を回復)
  • ラッセル2000(小型株指数):1.4%上昇(50日線を下回ったまま)

雇用統計の影響とFRBの利下げ見通し

JOLTS求職では、12月の求人数が760万件と、市場予想の800万件を大きく下回りました。

これを受けて株価は上昇し、債券利回りは低下しました。

金曜日に発表予定の雇用統計では、1月の非農業部門雇用者数が15.8万人増加すると予想されており、12月の25.6万人から減少する見込みです。

FRBは、労働市場が「熱すぎず、冷たすぎない」状態を望んでいます。

CME FedWatchによると、先物市場ではFRBが3月と5月の会合で政策金利を据え置くと予想されています。

6月の会合での0.25%の利下げの確率は、火曜日時点で64%となっています。

グーグル第4四半期の業績:検索広告は好調、クラウドは予想を下回る

● 収益 & 利益

  • 純利益:1株当たり2.15ドル(市場予想2.13ドルを上回る)
  • 売上高:964億6000万ドル(市場予想967億ドルを下回る)

● 広告収入

  • 検索広告:540億ドル(市場予想533億ドル)
  • YouTube広告:104億7000万ドル(市場予想102億3000万ドルを上回る)

● クラウド事業

  • 収益:119億5000万ドル(市場予想121億9000万ドルを下回る)

アナリストの予測では、2025年のグーグルの検索広告収入は10%近く増加し、2,165億ドルに達する見込み

一方で、競争相手であるOpenAIのChatGPTは引き続き市場シェアを拡大しつつあります。

スンダル・ピチャイCEO、AI競争の激化に言及

決算発表後の説明会で、アルファベットのCEOであるスンダル・ピチャイ氏は、中国の新興企業ディープシーク(DeepSeek)の台頭についてコメントしています。

「彼らは非常に優れた仕事をしている。AIモデルの進化によって、より効率的なサービス提供が可能になり、コスト削減につながる」と述べた。

また、AIの運用コストが下がることで新たなビジネスチャンスが生まれると強調し、これこそが巨額の設備投資を決断した理由だと説明しました。

2025年の設備投資、ウォール街の予測を大幅に上回る

アルファベットは、2025年の設備投資額を750億ドルと予測しました。

これは前年から約43%の増加であり、ウォール街の予測(約590億ドル)を大きく超える水準です。

これに対し、RBCキャピタルのアナリストであるブラッド・エリクソン氏は、「予想外の設備投資計画が示されたが、その主な理由はAIへの積極投資にある」と指摘しています。

実際、第4四半期のグーグルの設備投資額は143億ドルに達し、市場予測を約10億ドル上回る結果となりました。

2025年の設備投資の急増見通しを受け、グーグルの株価は急落しています。

また、クラウドコンピューティング事業の成長率が予想を下回ったことが、投資家の懸念材料となっています。

まとめ

雇用統計で弱い数字が入ってきたのでインフレ懸念が後退し、株価は上昇しました。

トランプ大統領の関税政策が延期になったことも市場は好感しています。

一方、グーグルは決算目標を未達成だったので株価が時間外で7%急落です。

また、ディープシークが安くAIを組んだのにこれ以上設備投資する必要があるのかを疑問しされています。

みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)

投資は自己責任でお願いします。

ヤマト

AIへの設備投資が足かせですね😅

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