1/17 米国株式市場
S&P500 5,996 +1.00%
ナスダック総合 19,630 +1.50%
ダウ 43,487 +0.78%
金曜日の株式市場は、ドナルド・トランプ大統領の再就任式を控えた中、全般的に力強い上昇を見せました。
この動きは、企業決算シーズンの好調なスタートや経済指標が予想を下回ったことによるインフレ懸念の後退など、複数の要因が重なった結果と考えられます。
S&P500
テスラの決算発表に注目
テスラの次回の決算発表は、1月29日に予定されています。
投資家たちはこのタイミングを非常に重要視しており、以下の点に注目しています。
- 自動運転技術の最新情報
- 手頃な価格のEVモデルの導入計画
- イーロン・マスク氏が語る今後のスケジュールや戦略
特に、低価格帯の電気自動車(EV)の展開や、テスラの自動運転システム「FSD(Full Self-Driving)」に関するアップデートは、同社の成長のカギを握ると見られています。
エヌビディア(NVDA)
テスラと関連が深いAIチップ企業、エヌビディア(NVDA)は今週、小幅ながら株価が上昇しました。
しかし、依然として株価は50日移動平均線を下回っており、完全な回復には至っていません。
エヌビディアはテスラのAI開発にも深く関与しているため、同社の動向もテスラ株の動きに影響を与える可能性があります。
為替・コモディティー
ドル円
156.22 +0.55%
BTC/JPY
16,411,956円 +5.53%
金先物
2,739.90 -0.40%
- ビットコイン(BTC):4%以上上昇し、105,000ドル台に接近。
背景には、トランプ大統領が暗号資産を国家的優先事項とする大統領令を検討しているとの報道。
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.615 +0.08%
VIX・プットコールレシオ
VIX 15.97
プットコールレシオ 0.86
VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。
市場の動き
主要株価指数の動向
- ナスダック総合指数
1.5%上昇し、50日移動平均線を突破。週間では2.5%の上昇を記録し、月間ベースでもプラス推移が続いています。とはいえ、史上最高値からは約3%下げた状態が続いています。 - S&P500
金曜日に1%上昇し、6,000ドルの重要な節目近辺で取引を終了。週間ベースでは2.9%上昇し、2週間の連敗を止めました。今年に入ってからの総上昇率は2%に達しています。 - ダウ平均
エヌビディア(NVDA)やアマゾン(AMZN)などの大型ハイテク株の活躍により上昇。これらのリーダー株が市場全体を牽引しました。 - ラッセル2000
小型株指数は0.4%上昇。ただし、セッション中の高値からは後退する動きとなりました。
セクター別の動き
- 好調セクター
消費者裁量やテクノロジー関連が市場全体を牽引しました。特に、テスラ(TSLA)が3.1%上昇し、自動車関連セクターが大きく伸びました。ファブレス半導体株や光ファイバー関連株、教育ソフトウェア株なども上昇基調です。 - 不調セクター
不動産とヘルスケアは金曜日にわずかに下落。他にも、総合コンピューターシステムや金融ソフトウェア株が出遅れる動きが見られました。
中国関連株の急伸
米中関係の改善期待を受け、中国株が上昇。
- JD.com(JD):9%上昇、50日移動平均線を突破。
- Pinduoduo(PDD):4%上昇。
- アリババ(BABA):3%近く上昇。
- iShares MSCI中国ETF(MCHI):2%以上上昇。
背景:トランプ元大統領が習近平国家主席と「非常に良い電話」を行ったと報じられたことが、ポジティブな材料に。
■ その他注目ニュース
- 住宅着工件数:12月のデータが予想を上回り、住宅市場が強さを維持。
- 実際の着工件数:149.9万件(予想:132万件)
- 許可件数:148.3万件(予想:145.8万件)
- Qorvo(QRVO):アクティビスト投資家の介入で14%近く急騰。
- インテル(INTC):買収ターゲットになる可能性があるとの報道を受けて7%上昇。
まとめ
トランプ大統領の就任式を控え、株式市場は好調な週を終えました。
インフレ懸念の後退や決算シーズンの好調なスタートが市場を押し上げる中、来週はネットフリックスの決算やその他の主要経済指標が投資家心理を左右する重要な要因となりそうです。
10年国債利回りがもっと下がってくれると安心できるのですが、未だ様子見ですね。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
トランプ政権の暗号資産政策に注目ですね(*^^*)
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