1/24 米国株式市場
S&P500 6,101 -0.29%
ナスダック総合 19,954 -0.5%
ダウ 44,424 -0.32%
1月第3週の米国株式市場は、堅調な週を経て、金曜日に下落して取引を終えました。
特に、アップル (AAPL)、テスラ (TSLA) など「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるハイテク大手企業の決算発表が来週に迫る中、投資家たちは様子見の姿勢を強めています。
S&P500
アメリカン・エキスプレス(AXP)決算発表
業績ハイライト
- 第4四半期決算:
- 1株当たり利益(EPS): 3.04ドル(前年同期比16%増)、市場予想の3.03ドルを上回る。
- 売上高: 171.8億ドル、市場予想の171.6億ドルを上回る。
- 配当引き上げ:
- 2025年第1四半期から四半期配当を17%増加させ、一株当たり82セントに。
- CEOコメント:
- ホリデークォーターにおける実績:
- カード会員の年間利用額が過去最高。
- カード手数料収入が過去最高。
- 新規カード発行数が過去最高の1,300万枚を記録。
- ホリデークォーターにおける実績:
- 2025年業績予想:
- 売上高成長率: 8%~10%。
- EPS: 15ドル~15.50ドル。
- アナリスト予測(ファクトセット)
- 売上高成長率: 8.9%。
- EPS: 15.26ドル。
株価動向
- 金曜日の動き:
- 株価は1.5%下落し、307.82ドルのフラットベース買いポイント内に戻る。
- 木曜日の決算発表前:
- 株価が過去最高値を更新。
- 短期および長期の移動平均線を維持。
為替・コモディティー
ドル円
155.92 -0.14%
BTC/JPY
16,414,430円 +0.98%
金先物
2,777.56 +0.45%
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.621 -0.51%
VIX・プットコールレシオ
VIX 14.85
プットコールレシオ 0.69
VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。
市場の動き
主要株価指数の動き
ナスダック総合指数 (NASDAQ)
- 金曜日: 0.5%下落し、セッション安値付近で終了。
- 週間パフォーマンス: 1.7%上昇、1月では累計3.3%の上昇。
- 技術面: 50日移動平均線を2%以上上回る健全な位置を維持。
S&P500種株価指数
- 金曜日: 0.3%下落。ただし、6,100の節目をわずかに上回る水準を保つ。
- 週間パフォーマンス: 1.7%の上昇、年初来では3.7%増。
- ポジティブ要因: 主要移動平均線をクリアしており、中期的な強気相場のサインが続く。
ダウ工業株30種平均 (DJIA)
- 金曜日: 0.3%下落。
- 注目点: 44,000ドル台と50日移動平均線の両方を依然として上回る位置をキープ。
小型株指数 (ラッセル2000)
- 金曜日: 0.3%安。ただし、週間では健闘。
- FFTY(IBD50ファンド): 金曜日は1%下落したものの、週間パフォーマンスは3.8%上昇。
来週の注目イベント
来週の市場は重要な経済イベントと決算発表で大きな動きが予想されます。
特に以下の点が注目です。
1. FRBのFOMC会合とパウエル議長の記者会見
- 市場の期待: 金利の据え置きが予想されていますが、パウエル議長がトランプ前大統領からの利下げ要求にどのように対応するかが注目されています。
- 背景: ドナルド・トランプ氏はスイスでの世界経済フォーラムで、FRBに対して金利引き下げを求めましたが、パウエル議長はFRBの独立性を再強調する可能性があります。
2. 個人消費支出(PCE)価格指数
- 発表予定日: 金曜日。
- 予測値: ヘッドラインPCEは前年比+2.6%、コアPCEは+2.8%。
インフレ指標として注目されるこのデータは、今後の金利政策の判断材料となります。
3. マグニフィセント・セブンの決算発表
- 主要企業:
- アップル(AAPL)
- マイクロソフト(MSFT)
- テスラ(TSLA)
- メタプラットフォームズ(META)
- その他の注目企業: スターバックス(SBUX)、インテル(INTC)。
これらの決算は、特にハイテクセクターにおける投資家心理に直接影響を与えるでしょう。
セクター別パフォーマンス
堅調だったセクター
- 通信サービス、公益事業。
不調だったセクター
- エネルギー、テクノロジー。特にテキサス・インスツルメンツ(TXN)が7.5%の大幅下落を記録しました。
好調な業種
- タイヤメーカー、家庭用電化製品、ディスカウント小売業。
軟調な業種
- 半導体、病院、新聞業界、教育ソフトウェア、家庭用品の小売業。
まとめ
来週の市場は、FRB会合とハイテク大手の決算発表という二大イベントに注目が集まります。
特に、ハイテクセクターの業績と、インフレデータを踏まえたFRBの姿勢は、2025年初頭の市場全体の方向性を占う重要な要素となります。
短期的には価格が上下する可能性があるため身構えたいと思います。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
ヤマト
主要指数が引けにかけて下がる嫌な落ち方をしましたね〜
↓クリックしていただけると嬉しいです(*^^*)