今日の米国株

利下げ下半期になる可能性高まる

S&P500     6,068  +0.03%

ナスダック総合  19,643  -0.36%

ダウ        44,593  +0.28%

火曜日の株式市場は、やや落ち着いた動きとなりました。

ダウは小幅に上昇し、S&P500は一時0.4%下落しましたが、最終的にはほぼ横ばいで終わりました。

一方で、小型株が中心のラッセル2000指数は0.5%下落し、ナスダック総合も0.4%下落しました。


ラッセル2000は、12月18日に大事なサポートラインを割り込んで以来、50日移動平均線を超えられずにいます。

S&P500 

為替・コモディティー 

ドル円   

152.47  +0.45% 


BTC/JPY

14,545,252円  -1.91%


金先物   

2,926.22  -0.28%

10年債券利回り 

アメリカ10年債券利回り  

4.538   +0.85%

VIX・プットコールレシオ

VIX   16.06

プットコールレシオ 0.69

VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。

市場の動き

主要銘柄の動き

  • コカ・コーラ(KO):第4四半期の利益と売上が好調だったため、約5%上昇しました。
  • アップル(AAPL):中国のアリババ(BABA)と提携し、iPhoneにAIサービスを導入するとの報道を受け、2%上昇しました。

S&P500はわずか2ポイントの上昇で、6,000ドル台を維持しながら高値付近での攻防が続いています。
また、出来高(取引量)はやや減少しました。


ナスダック市場では下落した銘柄が多かったものの、NYSE(ニューヨーク証券取引所)では上昇銘柄がやや優勢でした。

パウエル議長の証言と市場の反応

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、議会での証言において「すぐに利下げを行う必要はない」と強調しました。


これは、景気を慎重に見極める姿勢を示す発言でした。

市場の予想

投資家たちはFRBの利下げのタイミングを注視しています。


先週の雇用統計では、1月の雇用増加は予想を下回りましたが、12月のデータが上方修正され、賃金の伸びも予想以上でした。


これを受け、CMEフェドウォッチでは「今年の利下げはわずか0.25%(4分の1ポイント)にとどまる」という見方が強まっています。

10年物国債の利回りは4日連続で上昇し、市場が閉まった後には4.54%まで上がりました。

今後の注目点

① 消費者物価指数(CPI)【水曜日発表】

2月のCPI(物価の変動を示す指数)が米東部時間の午前8時30分に発表されます。
市場の予想では、

  • コアCPI前月比で0.3%上昇(12月の0.2%よりわずかに増加)
  • CPI前年比で3.1%上昇(12月の3.2%よりやや低下)

となっております。

物価の動きはFRBの金融政策に大きな影響を与えるため、この結果は市場に大きな注目を集めています。

② 生産者物価指数(PPI)【木曜日発表】

企業が支払う卸売物価を示すPPIも、木曜日に発表されます。
PPIの動向は、今後のインフレ傾向を予測するのに役立つ指標です。

市場予想では、

  • 1月のPPI(前月比) 予想0.2%、前回(12月)0.2%

となっております。

PPIが上振れすると、インフレ懸念が再燃し、市場にとってネガティブ要因となる可能性があります。

まとめ

パウエル議長の発言を見る限り、年内の早期利下げの可能性はかなり低そうです。

市場もそれを織り込んで、10年債利回りが上昇し、ドル高の流れが続いていますね。

この状況が続くと、ハイテク株には逆風が強まりそうです。

特に、高PERのグロース株は金利上昇の影響を受けやすいので、しばらくは厳しい展開が続きそうですね。

逆に、金融やディフェンシブ銘柄には追い風になるかもしれません。

どこかで転換点が来るとは思いますが、今の流れを見ていると、やはり夏頃までは「利下げなし・ドル高・ハイテク株低迷」というシナリオがメインになりそうです。

みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)

投資は自己責任でお願いします。

ヤマト

今のところ利下げするのは7月になりそうです😅

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