1週間で見る米国市場

1月第1週の市場振り返り 第2週のイベント

S&P500     5,942  -0.48%

ナスダック総合  19,621  -0.51%

ダウ        42,732  -0.60%

株式市場の現状

先週の主要株価指数の動向は以下の通りです。

  • ダウ平均:0.6%下落
  • S&P500:0.5%下落(50日移動平均線を一時下回るも回復)
  • ナスダック:0.5%下落(21日移動平均線をわずかに上回る)
  • ラッセル2000(小型株):1.1%上昇(2週連続の上昇)

市場は依然として不安定ですが、エヌビディアや台湾セミコンダクターなどのハイテク株の強さが目立っています。

S&P500 週間ヒートマップ

エヌビディア株の力強い上昇

エヌビディア株は先週4.27%上昇し、144.47ドルを記録しました。

特に金曜日には50日移動平均線を明確に上抜けし、トレンドラインをブレイク、さらに12月24日の高値141.90ドルも突破しました。

CES 2025でのジェンセン・フアンCEOの基調講演

1月6日(月)午後9時30分(米国東部時間)の夜に行われるCES 2025で、エヌビディアの創業者兼CEOであるジェンセン・フアン氏の基調講演が予定されています。

フアン氏は、AI技術の市場全体に関する洞察を語ると予想されています。

他のAIチップ関連銘柄の動向

  • 台湾セミコンダクター(TSM)
    • 先週3.5%上昇し、208.60ドルを記録。
    • 50日線付近で反発し、205.63ドルの買いポイントを突破。
    • 1月10日に12月の売上高、1月16日に第4四半期決算を発表予定。
  • ブロードコム(AVGO)
    • 最近の決算後、大きく上昇し、その後は値固め中。
  • マーベル・テクノロジー(MRVL)
    • ブロードコム同様、決算後の上昇を経て横ばい。

為替・コモディティー 週間

ドル円   

157.43  +0.10% 


BTC/JPY

15,487,402円  +0.31%


金先物   

2,652  -0.09%

10年債券利回り 週間

アメリカ10年債券利回り  

4.621  +0.45%

今週の重要イベント

経済指標

1月8日 水曜日  

・ADP非農業部門雇用者数

1月9日 木曜日 

・株式市場 休場

・FOMC議事録

・失業保険申請件数 

1月10日 金曜日 

・非農業部門雇用者数 12月

・平均時給 前月比

・失業率 12月

決算

1月10日 金曜日 

・デルタ航空 DAL

・コンステレーション・ブランズ (STZ)

市場の動き

先週の株式市場は、主要株価指数が下落しつつも、週末にかけて力強く反発する展開となりました。

有力銘柄の健闘が市場の支えとなっています。

市場全体の動き

  • ダウ平均株価:0.6%下落
  • S&P500指数:0.5%下落
    • 月曜日に50日移動平均線を割り込んだが、金曜日にはほぼ回復。
  • ナスダック総合指数:0.5%下落
    • 木曜日に一時50日線を割り込んだものの、金曜日には21日移動平均線を若干上回る水準で反発。
  • ラッセル2000指数(小型株):1.1%上昇(2週連続上昇)
    ただし50日線を若干下回る状況。

今後の注目点:ナスダックが21日線を明確に突破し、S&P500が50日線を回復すれば、市場の見通しはより明るくなると予測されます。


有力銘柄とセクターの動向

  • 半導体・AI関連
    • エヌビディア(NVDA)、台湾セミコンダクター(TSM)などが引き続き堅調。
    • AIとメガキャップテック銘柄が市場のリーダーシップを牽引。
  • エネルギー関連
    • 原子力株が引き続き上昇トレンド(DTミッドストリーム(DTM)、テクニップFMC(FTI)など)。
    • 原油価格は1バレル73.96ドルで、週内で4.8%上昇。
  • 金融セクター
    • インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)、ブロック(SQ)など決済関連銘柄がサポートラインから反発。
  • 消費関連
    • 外食株、アパレルメーカーなども堅調。

注目セクターの共通点:強い銘柄の多くが、重要な支持線を維持しており、上昇の勢いを維持しています。


債券市場の動向

  • 10年国債利回り:4.6%(前週比2ベーシスポイント低下)
    3週間の急上昇後に一服。
    今後の注目指標:12月雇用統計(今週金曜日発表予定)が市場の方向性に影響を与える可能性。

ETFの動き

  • グロースETF
    • iシェアーズ・エクスパンデッド・テック・ソフトウェア・セクターETF(IGV):0.8%下落
    • ヴァン・エック・ベクターズ・セミコンダクターETF(SMH):1.4%上昇
  • アーク関連ETF
    • アーク・イノベーションETF(ARKK):0.9%上昇
    • アーク・ゲノミクスETF(ARKG):5.1%上昇
      → テスラやエヌビディアが主要保有銘柄。
  • セクターETF
    • エネルギー・セレクトSPDR ETF(XLE):3.4%上昇
    • SPDR S&Pメタルズ&マイニングETF(XME):1.2%上昇
    • ヘルスケア・セレクト・セクターSPDRファンド(XLV):横ばい
    • 産業セレクト・セクターSPDRファンド(XLI):0.4%下落
    • 金融セレクトSPDR ETF(XLF):0.3%下落

まとめ

1月6日(月)午後9時30分(米国東部時間)の夜に行われるCES 2025で、エヌビディアの創業者兼CEOであるジェンセン・フアン氏の講演に、投資家の注目が集まっています。

株価の乱高下に注意ですね。

エヌビディアなどのAI関連株は割高感が否めないので、ハイジャンプキャッチに注意したいと思います。

10年国債利回りの上昇がとまり、ヨコヨコじょうたいですが依然として高いままです。

株式にとってはマイナス要因なので、引き続き警戒ですね。

ヤマト

1月9日はカーター元大統領の服喪の日で株式市場はお休みです。債券は時間短縮でやるそうです。(*^^*)

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