1週間で見る米国市場

1月第3週の市場振り返り 第4週のイベント

S&P500     6,101.24  +1.74

ナスダック総合  19,954.30  +1.65

ダウ        44,424.25  +2.15

1月26日(日)夕方、ダウ・ジョーンズ先物、S&P500先物、ナスダック先物が下落しました。

今週控える大手テック企業の決算発表や、連邦準備制度理事会(FRB)の会合への期待と不安も市場心理に影響を与えているようです。

S&P500 週間ヒートマップ

為替・コモディティー 週間

ドル円   

155.98  -0.20% 


BTC/JPY

16,368,753円  +0.02%


金先物   

2,778.90  +0.50%

10年債券利回り 週間

アメリカ10年債券利回り  

4.616  -0.12%

今週の重要イベント

経済指標

1月28日(火曜日)

  • 00:00 新築住宅販売戸数 (12月): 予想 669K / 前回 664K

1月29日(水曜日)

  • 00:00 消費者信頼感指数 (1月): 予想 105.9 / 前回 104.7

1月30日(木曜日)

  • 00:30 原油在庫量: 予想 -1.017M
  • 04:00 FOMC声明
  • 04:00 政策金利発表: 予想 4.50% / 前回 4.50%
  • 04:30 FOMC記者会見
  • 22:30 国内総生産 (前期比) (Q4): 予想 2.7% / 前回 3.1%
  • 22:30 失業保険申請件数: 予想 221K / 前回 223K

1月31日(金曜日)

  • 22:30 USD コアPCE物価指数 (前月比) (12月): 予想 0.2% / 前回 0.1%
  • 22:30 USD 個人消費支出価格指数コア (前年比) (12月): 予想 2.8%
注目決算

1月27日(月曜日)

  • AT&T (T): 1株当たり利益 0.4937(予想) / 売上高 32.07B(予想)

1月28日(火曜日)

  • RTX Corporation (RTX): 1株当たり利益 1.38(予想) / 売上高 20.53B(予想)
  • ストライカー (SYK): 1株当たり利益 3.87(予想) / 売上高 6.36B(予想)
  • ボーイング (BA): 1株当たり利益 -1.74(予想) / 売上高 17.04B(予想)
  • ロッキード・マーティン (LMT): 1株当たり利益 6.58(予想) / 売上高 18.84B(予想)
  • スターバックス (SBUX): 1株当たり利益 0.6803(予想) / 売上高 9.35B(予想)
  • エース・リミテッド (CB): 1株当たり利益 5.34(予想) / 売上高 12.26B(予想)
  • ロイヤル・カリビアン (RCL): 1株当たり利益 1.49(予想) / 売上高 3.76B(予想)
  • ゼネラル・モーターズ (GM): 1株当たり利益 1.72(予想) / 売上高 42.73B(予想)

1月29日(水曜日)

  • ASMLホールディング (ASML): 1株当たり利益 7.15(予想) / 売上高 9.69B(予想)
  • TモバイルUS (TMUS): 1株当たり利益 2.28(予想) / 売上高 21.37B(予想)
  • サービスナウ (NOW): 1株当たり利益 3.65(予想) / 売上高 2.96B(予想)

1月30日(木曜日)

  • ビザ (V): 1株当たり利益 2.66(予想) / 売上高 9.35B(予想)
  • マスターカード (MA): 1株当たり利益 3.7(予想) / 売上高 7.4B(予想)
  • サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック (TMO): 1株当たり利益 5.95(予想) / 売上高 11.29B(予想)
  • キャタピラー (CAT): 1株当たり利益 5.06(予想) / 売上高 16.64B(予想)
  • コムキャスト (CMCSA): 1株当たり利益 0.8612(予想) / 売上高 31.61B(予想)

1月31日(金曜日)

  • エクソン・モービル (XOM): 1株当たり利益 1.77(予想) / 売上高 85.35B(予想)
  • アッヴィ (ABBV): 1株当たり利益 2.06(予想) / 売上高 14.82B(予想)
  • シェブロン (CVX): 1株当たり利益 2.34(予想) / 売上高 48.03B(予想)

市場の動き

先週の株価の動き

  • ダウ・ジョーンズ工業株平均:+2.15%
  • S&P500指数:+1.7%(史上最高値更新)
  • ナスダック総合指数:+1.65%(20,000ポイント付近での抵抗線あり)

小型株やテック株は概ね好調でしたが、AI関連株やNvidia株の金曜日の下落が市場全体の上昇幅をやや縮小させました。

ETFの動向

  • グロースETF「FFTY」:+3.7%
  • テックETF「IGV」:+3.5%(Microsoft、ServiceNowが牽引)
  • 半導体ETF「SMH」:+1.3%(Nvidia、Broadcomが主要銘柄)

大手テック企業の決算発表

今週は主要なテック企業の決算発表が控えており、市場全体の動向に大きく影響を与える見込みです。

今週の主な決算スケジュール:

  • 1月29日(水)夜:テスラ(TSLA)、Meta(META)、Microsoft(MSFT)
  • 1月30日(木)夜:アップル(AAPL)アマゾン・ドット・コム (AMZN)

これらの企業はAI分野への取り組みを強化しており、設備投資や収益化計画が決算の中でどのように語られるかが注目されています。

スターゲイト・プロジェクトの詳細

スターゲイト・プロジェクトは、日本のソフトバンク・グループ、オラクル、アブダビの投資ファンドMGX、そしてOpenAIが出資する合弁事業です。

また、技術パートナーとしてNvidia、Microsoft、Arm Holdingsが名を連ねています。このプロジェクトでは、当初1000億ドルの資金が投じられ、今後4年間で最大5000億ドル規模の投資が予定されています。

この計画の一環として、テキサス州アビリーンに最初のデータセンターが建設中で、スターゲイトの中核施設となる見込みです。

さらに、プロジェクトの資金はAIインフラだけでなく、関連する発電プロジェクトにも使用される可能性が指摘されています。

懸念材料と課題

この壮大なプロジェクトには期待が寄せられている一方で、いくつかの課題が浮き彫りになっています。

1. 財務の不透明性

オラクルの財務状況を考慮すると、プロジェクトに必要な巨額の資金がどこから調達されるのかという疑問が浮かびます。

2. イーロン・マスク氏の警告

イーロン・マスク氏は、今回の発表に対して「彼らには実際にそんな資金はない」とソーシャルメディア「X」(旧Twitter)で発言しました。

さらに、マスク氏はOpenAIが営利企業へと転換した経緯に強い反発を示しており、このプロジェクトが業界全体に与える影響を懸念しているようです。

マスク氏自身もAI研究の重要性を認識しており、自らの会社xAIを通じて基礎モデル開発に取り組んでいます。

しかし、彼はAI開発が短期的な利益に偏ることに対して強い危機感を抱いており、今回のスターゲイト・プロジェクトもその例外ではないようです。

まとめ

いよいよ注目の大型テック企業の決算発表ですね。

注目点としては、設備投資がこれからも続くのかどうかに加え、新規事業への投資や既存事業の成長性がどの程度維持されるのかが挙げられます。

ドットコムバブルの終焉も設備投資が止まったことがきっかけと言われております。

イーロン・マスクが言うように資金がなければ、設備投資はできません。

投資家の期待を裏切るようなことがあれば、短期的な下落は免れないでしょう。

みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(^^)

投資は自己責任でお願いします。

ヤマト

イーロン・マスクの警告が気になります🤔

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