1/3 米国株式市場
S&P500 5,942 +1.26%
ナスダック総合 19,621 +1.77%
ダウ 42,732 +0.80%
2025年1月3日(金)、主要株価指数は連敗を止め、大幅に上昇して新年最初の取引週を締めくくりました。
特に注目されたのは、半導体大手Nvidia(エヌビディア)の株価上昇です。
ジェンセン・フアンCEOのCES 2025基調講演を控え、投資家の期待が高まっています。
S&P500
エヌビディア(NVDA):急上昇、AI需要が追い風
2025年1月3日には、4.4%上昇し、50日移動平均線を上回る回復を見せています。
- 直近決算情報
- 売上高:350.8億ドル(前年同期比+93%)
- 調整後1株利益:81セント(予想75セントを上回る)
エヌビディアのAIチップへの需要は引き続き高く、市場の注目を集めています。
アマゾン(AMZN):堅調な上昇継続
アマゾンは、1月3日に1.8%上昇し、202.20ドルの買いポイントを回復しました
- 直近決算情報
- 売上高:1589億ドル(前年同期比+13%)
- 調整後1株利益:1.43ドル(予想を上回る)
Eコマースとクラウド事業の成長が引き続き株価を押し上げています。
テスラ(TSLA):ボラティリティ高まるも反発
テスラは、1月3日に8.2%の反発を見せましたが、12月の最高値(488.53ドル)からは下落傾向が続いています。
- 第4四半期納車台数
- 495,570台(予想を下回る)
- 目標:514,925台
生産台数は伸び悩んでいるものの、EV需要は依然高水準です。
アップル(AAPL):成長鈍化の兆しも安定
アップル株は1月3日に0.2%下落しました。12月期のガイダンスが弱含みです。
- 第4四半期決算
- 売上高:949億ドル(前年同期比+6%)
- 調整後1株利益:1.64ドル(前年同期比+12%)
iPhone 16のAI機能導入の遅れが懸念材料です。
マイクロソフト(MSFT):クラウド事業堅調も成長鈍化懸念
マイクロソフト株は1月3日に1.14%上昇しました。
- 第1四半期決算
- 売上高:656億ドル(前年同期比+16%)
- 調整後1株利益:3.30ドル
クラウド事業の堅調な成長が株価を下支えしています。
メタ・プラットフォームズ(META):メタバース投資継続
メタ株は、1月3日に0.9%上昇し、買いポイントをわずかに上回りました。
- 第3四半期決算
- 売上高:前年同期比+19%
- ザッカーバーグCEOはAI・メタバース投資継続を表明
アルファベット(GOOGL):安定成長を維持
アルファベット株は1月3日に1.2%上昇しました。
- 第3四半期決算
- 売上高と利益は予想を上回る
- AIを活用した広告事業の成長が寄与
為替・コモディティー
ドル円
157.35 -0.11%
BTC/JPY
15,441,892円 +1.13%
金先物
2,674.49 +0.21%
ビットコインの価格動向
ビットコイン(BTC)は12月下旬に約92,000ドルの安値をつけた後、回復基調に入り、直近では98,000ドルを再び突破しました。
2024年のビットコイン上昇率は約119%と非常に高く、12月17日には史上最高値の108,300ドルを記録しています。
その後やや値を下げましたが、依然として強い上昇トレンドにあります。
暗号銘柄の動向
ビットコインの調整局面に伴い、暗号関連銘柄の多くもここ数週間で反落していました。
しかし、最近は反発の兆しを見せています。
代表的な暗号株の動き
- BTDR(Bitdeer Technologies Group)
12月24日の過去最高値26.24ドル付近で取引されており、主要移動平均線の上を維持。 - マラソン・デジタル(MARA)
金曜日に14%上昇。 - クリーンスパーク(CLSK)
14%以上の上昇。 - ライオット・プラットフォームズ(RIOT)
18%急騰し、50日移動平均線を回復。数週間の厳しい取引の後、200日移動平均線を試している状況。
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.599 +0.83%
VIX・プットコールレシオ
VIX 16.13
プットコールレシオ 0.75
VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。
市場の動き
株式市場の概況
- ダウ・ジョーンズ工業株30種平均:前日比0.8%上昇
- S&P500:1.3%上昇し、50日移動平均線付近で取引終了
- ナスダック総合指数:1.8%上昇し、重要な水準から反発
小型株の指標であるラッセル2000も1.7%上昇し、11月下旬からの下落から回復傾向を見せています。
Nvidia(NVDA)の株価動向
- 株価上昇率:4.5%上昇し、ダウ工業株30種指数を牽引
- 技術的指標:50日移動平均線を突破し、141.90ドルの買いポイントをクリア
- 要因:ジェンセン・フアンCEOがCES 2025で基調講演予定(1月6日)
フアンCEOの講演では、AI技術の最新動向や新製品発表への期待感が高まっており、市場の注目を集めています。
その他の注目銘柄
- テスラ(TSLA):8%以上上昇
- 急騰銘柄:
- ロケット・ラブUSA(RKLB):6%上昇
- レディット(RDDT):15%上昇
- アファーム・ホールディングス(AFRM):6%上昇
出来高の動向と市場の強さ
- ニューヨーク証券取引所:出来高増加
- ナスダック市場:出来高減少
全体的に上昇銘柄が下落銘柄を3対1以上で上回り、市場の強さが示されています。投資家向けのエクスポージャーレベルも「60%〜80%」に引き上げられ、リスクを取りやすい環境と判断されています。
サンタクロース・ラリーの終了と懸念点
「サンタクロース・ラリー」として知られる年末年始の短期上昇期間は、今年は下落で終了しました。
- S&P500:0.5%下落
- ダウ:0.4%下落
- ナスダック:0.7%下落
過去のデータでは、サンタクロース・ラリーの下落は年内の市場低迷や弱気相場の前兆とされています。
しかし、ナスダックは過去3回の同期間で下落しつつも、2023年・2024年ともに年間で堅調なパフォーマンスを見せました。
まとめ
エヌビディアの株価はCES 2025(1月6日開催)でのジェンセン・フアンCEOの講演への期待から大きく反発しました。
相場格言に
「知ったらしまい」
という言葉があります。
「情報やニュースが市場に広く知れ渡った時点では、すでに相場のピークを迎えている」という意味です。
エヌビディアはすでに多くの投資家がポジションを取ってしまっており、利益確定売りなどが出る恐れがあります。
一喜一憂せず、自身の航路を守りたいと思います。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
10年債券利回りが下がりませんね〜
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