12/23 米国株式市場
S&P500 5,974 +0.73%
ナスダック総合 19,746 +0.98%
ダウ 42,916 +0.16%
2024年の年末に差し掛かり、株式市場は全体として力強い動きを見せています。
ナスダック総合指数やS&P500は勢いを取り戻し、投資家たちに希望を与える動きを見せています。
しかし、小型株、さらには業種別の弱さが目立つセクターも存在します。
S&P500
エヌビディア(Nvidia):AI革命の中心
2024年の大きな話題の一つは、エヌビディア(Nvidia)の驚異的な成長です。
同社の株価は年初来で+177.3%もの上昇を見せ、AIチップ市場の圧倒的なリーダーとして地位を確立しています。
直近では、第3四半期決算で売上高が前年比+94%増の350.8億ドルに達し、アナリスト予想を上回る結果となりました。
さらに、AIや生成AIの需要増により、同社のデータセンター部門の売上は大幅に拡大。
このような背景から、エヌビディアは引き続き注目の銘柄として位置づけられています。
アップル(Apple):過去最高値を更新
2024年、アップル(Apple)は年初来で+28.8%の上昇を記録し、株価はついに過去最高値を更新しました。
同社の成長の鍵となるのは、iPhoneの次世代モデル「iPhone 16」とそのAI機能の展開です。ただし、ガイダンスの弱含みも指摘されており、AI機能の展開が遅れていることが課題として挙げられています。
テスラ(Tesla):電気自動車市場の王者
テスラ(Tesla)の株価は年初来+68.3%と堅調に推移しており、2024年の中盤には史上最高値を更新しました。
同社は第3四半期において利益が前年同期比で+9%増となり、堅調なパフォーマンスを維持しています。
また、新型車種やエネルギー事業の拡大が引き続き投資家の期待を集めています。
為替・コモディティー
ドル円
157.15 +0.37%
BTC/JPY
14,797,901円 -0.98%
金先物
2,627.44 -0.49%
ビットコイン価格、11月以来のサポートを割り込む
月曜日の取引では、ビットコイン価格が再び下落し、94,000ドルのラインを割り込みました。
これは11月26日以来のことであり、12月17日の高値106,734ドルから大きく値を下げています。
この動きにより、Coinbase (COIN) は3.8%、MicroStrategy (MSTR) は8.8%の下落を記録しました。
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.588 +1.37
4.5%台を推移しています。
10年債利回りが下がらないと株価の本格的な上昇は無理でしょう。
VIX・プットコールレシオ
VIX 16.78
プットコールレシオ 0.72
VIXが20を切りましたが、油断は禁物です。個別株に全ツッパという段階ではありません。
市場の動き
米国株式市場の動向:主要指数が揃って上昇、年末ムード漂う
12月23日(月)の米国株式市場では、主要な株価指数が揃って上昇しました。
- ダウ平均株価は0.2%上昇。
- S&P500は0.7%上昇。
- ナスダック総合指数は1%の上昇を記録しました。
投資家は年末のクリスマス休暇を前に、特定の銘柄やセクターに焦点を当てつつ、慎重な取引を進めています。
週の経済カレンダー:新築住宅販売件数に注目
今週は主要な経済指標の発表が少ない中、火曜日に発表予定の新築住宅販売件数が注目されています。
調査会社ファクトセットによれば、エコノミストのコンセンサス予想は、10月のハリケーン被害からの回復が見られるものの、年間換算で66.5万件と控えめなペースが見込まれています。
なお、米国株式市場は米国時間の火曜日の取引が短縮され、水曜日のクリスマス当日は休場となります。
個別株の注目動向:マグニフィセント・セブンとその周辺
「マグニフィセント・セブン(M7)」銘柄が月曜日の市場をけん引しました。これにより、MAGS ETF(ラウンドヒル・マグニフィセント・セブンETF)は1.5%上昇を記録しました。特に、アルファベット、メタ、エヌビディアの上昇が目立ちます。
銘柄別の動き:
- アルファベット(GOOGL):1.7%上昇。カップ・ウィズ・ハンドル型チャートの買いポイント182.49ドルに近づきました。
- メタ・プラットフォームズ(META):2.5%反発。50日移動平均線でサポートを確認し、4日続落を回避。買いポイント602.95ドル直下に位置しています。
- エヌビディア(NVDA):3.7%上昇し、50日移動平均線の抵抗線に接近。今後の突破が強気相場の鍵となるでしょう。
- テスラ(TSLA):2.3%上昇。先週、同銘柄は史上最高値の488.54ドルを記録し、短期的な調整を終えた模様です。
さらに、テクノロジー以外のセクターからも堅調な銘柄が目立ち、非マグ7銘柄が市場全体を下支えしています。
債券市場とコモディティ:米10年債利回り上昇、原油も堅調
債券市場では、米10年債利回りが4.59%まで上昇。一方、コモディティ市場では、WTI原油先物が1バレル69.50ドル前後で小幅上昇しました。
火曜日の市場展望:静かな年末に向けた調整局面
火曜日の先物市場では、ダウ・ジョーンズ先物、S&P500先物、ナスダック100先物がいずれもほぼ横ばいで推移しています。年末を控えた投資家心理は落ち着いており、大きな動きは見込まれない状況です。
ただし、夜間の先物取引は必ずしも翌日の通常取引に反映されるわけではありません。投資家は、慎重にポジションを管理しつつ、年末年始の休暇に備える展開となりそうです。
まとめ
米国10年債利回りが上昇すると、企業の資金調達コストが増え、自社株買いやM&Aが減少する可能性があります。
これが市場全体に悪影響を及ぼす要因となります。
また、米国議会が3月までの資金延長法案を可決し、政府閉鎖の懸念は解消されましたが、必ず絶対、この問題は再燃します。
クリスマスラリーが来ても、市場が織り込んでいない事態が起これば株価は急落するでしょう。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
今週はアメリカの祝日で市場が空いている日が少ないですね(*^^*)
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