1週間で見る米国市場

12月第4週市場振り返り 1月第1週イベント

S&P500     5,970  +0.67%

ナスダック総合  19,724  +0.78%

ダウ        42,997  +0.35%

株式市場の現状

  • ダウ平均株価:先週は0.35%上昇しましたが、依然として50日移動平均線を下回る水準にとどまっています。
  • S&P500指数:0.7%の上昇を見せたものの、21日移動平均線を割り込み、短期的には弱含みの動き。
  • ナスダック総合指数:週間で0.8%の上昇を記録。しかし、金曜日には1.5%下落し、21日移動平均線を割り込む場面も。

市場全体のリバウンドは見られますが、主要指数が依然として重要な水準を割り込んでいるため、投資家には慎重な姿勢が求められます。

S&P500 週間ヒートマップ

テスラ(TSLA):納車台数の発表と今後の展望

テスラ株は先週、2.5%上昇し431.66ドルで取引を終えました。第4四半期と通年の納車台数および生産台数が1月2日(火)の早朝に発表される見込みで、投資家の注目が集まっています。

テスラの業績予想

  • 第4四半期の納車台数:アナリストは50万台をわずかに上回ると予測。
  • 通年の販売台数:2024年の目標である180万台超えを達成するには、第4四半期で514,925台が必要。
  • 地域別の動向:中国市場は好調な一方で、米国および欧州市場は低迷。

また、バッテリー・ストレージの展開状況も第4四半期の業績に大きく影響を与える可能性があります。ただし、株価への直接的な影響は限定的との見方も。


エヌビディア(NVDA):新たな買いポイント

エヌビディア株は先週、1.8%上昇し137.09ドルで終値を記録。火曜日には50日移動平均線を上回る動きを見せたものの、その後下落し、再び50日線および21日線を割り込んでいます。

エヌビディアの技術的分析

  • 新たな買いポイント:146.54ドルを買いポイントとする浅い二番底を形成中。
  • 早期エントリー:火曜日の日中高値141.90ドルが短期的なエントリーポイントとして注目される。

AI関連需要や半導体市場の強さから中長期的な成長が期待されるものの、短期的なボラティリティには注意が必要です。

為替・コモディティー 週間

ドル円   

157.84  +0.91% 


BTC/JPY

15,020,783円  -1.32%


金先物   

2,631.90  -0.83%

10年債券利回り 週間

アメリカ10年債券利回り  

4.627  +2.16%

4.6%台で市場を引けました。トランプ氏が大統領就任に近づくに連れ、市場参加者はインフレ再燃を折り込み始めています。

来週の重要イベント

経済指標

2025年1月2日 木曜日 アメリカ – 元旦 市場休み

2025年1月3日 金曜日 22:30 失業保険申請件数

23:45 製造業購買担当者指数

2025年1月4日 土曜日 00:00 ISM製造業購買担当者景気指数     

※日本時間

決算

主要企業の決算発表なし

※現地時間

市場の動き

サンタ・ラリー

サンタ・ラリーとは、12月24日から1月3日までの7日間の株式市場での上昇傾向を指します。

今年は出足がやや鈍いものの、歴史的にはS&P 500の年間パフォーマンスを予測する指標として注目されています。

サンタ・ラリーの重要ポイント

  • 歴史的データ
    第二次世界大戦以降、サンタ・ラリー期間中のS&P 500の平均上昇率は約10.4%。
  • 翌年の相関性
    サンタ・ラリー期間がプラスで終わった年の翌年、指数が上昇した確率は74%。
    逆に、下落した年の翌年は指数が上昇する確率が32%に留まります。
  • 1月効果
    サンタ・ラリーに続く1月のパフォーマンスが年間動向をより正確に反映する可能性があるとされています。1月にS&P 500が上昇した年は、年間平均18.3%の上昇が見込まれるとのこと。

自動車業界の動向とテスラの納車台数

2024年12月は、自動車産業が急成長しているとされています。

特に、トヨタ、日産、ホンダ、そしてテスラが目立つ動きを見せています。

テスラの第4四半期納車台数

テスラは2024年第4四半期の納車台数記録更新が予想されており、アナリストのコンセンサスでは49万8,000台の納車を見込んでいます。

この数字は、2023年第4四半期の記録を大きく上回るもので、同社の年間納車目標を達成する重要な指標となります。

  • 目標達成条件
    第4四半期に514,925台以上を納車する必要がある。
  • 市場予想との乖離
    アナリスト予測は約49万8,000台であり、目標には若干届かない見込み。
  • テスラ株への影響
    記録的な納車台数でも、株価が上昇するかどうかは不透明。投資家は市場全体のリスクや競争環境にも目を向ける必要があります。

まとめ

年末年始の期間は、取引量が減少し、予期せぬ価格変動が起きやすい時期です。

  1. 新規購入は慎重に
    • 現在は明確な買い場ではないため、大きなリスクを取らないよう注意。
  2. ポートフォリオのバランス調整
    • ハイテク株に偏り過ぎないよう、より堅実な銘柄も検討する。
  3. サンタ・ラリーと1月効果: サンタ・ラリーの動向を確認しつつ、1月のパフォーマンスを参考に来年の戦略を立てる。
  4. テスラの納車データ: 納車台数の記録更新が期待されるが、株価影響には慎重な見方を。

みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)

投資は自己責任でお願いします。

ヤマト

週足で見ると指数は上がっていますね(*^^*)

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