12/13 米国株式市場
S&P500 6,051 -0.16%
ナスダック総合 19,926 +0.12%
ダウ 43,828 -0.2%
株式市場はブロードコム(AVGO)の決算による株価急騰がナスダック総合指数を押し上げたものの、他の主要指数はまちまちの結果となりました。
投資家は次週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合やインフレ指標に注目しており、慎重な姿勢が続いています。
S&P500
テスラとブロードコムの上昇が目立ちます。両者でナスダックの上昇を支えたようなものですね。
為替・コモディティー
ドル円
153.71 +0.71%
BTC/JPY
15,573,905円 +1.97%
金先物
2,708 -0.03%
ドル円が153円台後半を記録。日銀が利上げを見送るようだとの観測が広がり、円安が進んでいます。
ビットコインが順調です。
ドル建てで10万ドルをキープしています。インフレ対策資産として認められつつあるのではないでしょうか。
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.409 +1.72%
4.4%台を記録しました。徐々に上がってきています。
心理的なボーダーラインである4.5%なった場合、最大限の注意は払いたいと思います。
VIX・プットコールレシオ
VIX 13.77
プットコールレシオ 0.73
VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。
市場の動き
ブロードコムの急伸が市場を支える
ブロードコム(AVGO)は第4四半期の好決算を発表し、AI関連売上高が前年比で3倍以上となる驚異的な成長を示しました。
この結果を受けて、同社株は約25%急騰。さらに、同社は今後3年間でAIチップの売上高が急拡大すると見通しを示し、市場の期待を集めています。
この急伸は、他のファブレスチップ関連株(例: GOOGL, CRDO)やハイテク銘柄にも波及効果をもたらし、ナスダックの支えとなりました。
一方で、通信サービスや素材セクターは市場全体で最も低迷しました。
FRB会合と重要経済指標が控える週
投資家の関心は、来週水曜日から木曜日に開催されるFOMC会合に向けられています。
市場は、FRBが25ベーシスポイント(0.25%)の利下げを行う可能性が高いと予想していますが、パウエル議長の会見内容がマーケットの動向に大きな影響を与えるでしょう。
また、来週は以下の重要な経済指標の発表が予定されています:
- 月曜日: エンパイア・ステート製造業景況調査
- 火曜日: 小売売上高
- 水曜日: 住宅着工件数
- 木曜日: 新規失業保険申請件数
- 金曜日: 個人消費支出(PCE)指数
とくにPCE指数はFRBが注目するインフレ指標であり、株式市場に直接的な影響を与える可能性があります。
来週の注目決算
四半期決算シーズンは終盤に差し掛かっていますが、来週は以下の注目企業が決算を控えています:
- ナイキ(NKE)
- フェデックス(FDX)
- Heico(HEI)(ウォーレン・バフェットのポートフォリオ銘柄)
- マイクロン・テクノロジー(MU)
これらの企業の業績内容は、関連セクターや市場全体のセンチメントに影響を与える可能性があります。
セクター別パフォーマンス
- 好調だったセクター: テクノロジー、消費循環
- 低迷したセクター: 通信サービス、素材
- 目立った銘柄:
- RH (RH): 業績見通しの改善により上昇。
- ドラッグストア、光ファイバー、自動車メーカー: 概ね好調。
一方、百貨店、事務用品小売業、鉄鋼メーカー、玩具メーカー、データベースソフトウェア会社は苦戦を強いられました。
市場全体のトレンドとリスク
今週発表された消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)は、インフレが依然として粘り強いことを示しました。
これに加え、新規失業保険申請件数の増加は労働市場の軟化を示唆し、FRBの政策に影響を与える可能性があります。
まとめ
ブロードコムの暴騰には驚きました。どこまで、投資家に夢をみせてくれるのでしょうか。
来週はFOMC会合が予定されています。利下げはほぼ確実視されておりサプライズはないと思います。
注目はパウエル議長が何を言うかですね〜。発言1つで市場が上下すると思うので、身構えたいと思います。
半導体どこまであがるのーーーー