12/24 米国株式市場
S&P500 6,040 +1.11%
ナスダック総合 20,031 +1.35%
ダウ 43,297 +0.91%
年末にかけてウォール街では「サンタクロース・ラリー」の存在が注目される中、株式市場は回復の兆しを見せながらも一部で不安定さが漂っています。
12月18日の大幅な下落から、ナスダック総合指数やS&P 500種指数が3日連続で上昇するなど、一定の持ち直しを見せましたが、依然として小型株を中心に弱気な兆候も残されています。
S&P500
テスラ株の動向
テスラ株は2024年第4四半期に入ってから激しい動きを見せています。
2025年の成長予測
- イーロン・マスクCEOは、2025年の自動車販売台数が「20%~30%」成長する可能性を示唆。
株価の急騰
- 月曜日にテスラ株は2.3%上昇。
- 火曜日にはさらに7.4%急騰し、462.49ドルに達した。
規制緩和の影響
- トランプ政権による自律走行車規制の緩和が投資家心理を押し上げた。
時価総額の回復
- テスラ株は2023年11月に1兆ドルの時価総額を回復。
- 12月には過去最高値を更新し、明確な上昇トレンドを維持している。
為替・コモディティー
ドル円
157.29 +0.08%
BTC/JPY
15,402,158円 +3.23%
金先物
2,633.50 +0.20%
サンタラリーがビットコインを押し上げBTC価格が98,000ドルに到達
ビットコイン(BTC)の価格がクリスマス直前の「サンタラリー」によって劇的に上昇し、98,000ドルの大台を突破しました。
この上昇は、「大規模な現物買い」の影響を受けており、低迷していた市場のムードが急激に変化したことを示しています。
機関投資家の買い戻しや高額の現物購入が市場に強気のムードをもたらしました。
さらに、クリスマス休暇を前にした個人投資家のFOMO(乗り遅れたくない恐怖感)も価格を押し上げる一因となった可能性があります。
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.591 +0.07%
アメリカ10年債券利回りが高水準のままです。
VIX・プットコールレシオ
VIX 14.67
プットコールレシオ 0.67
VIXが20を切っていますが警戒を怠るべきではありません。
バフェットの「他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に」
を思い出しましょう。
市場の動き
1. 最近の市場パフォーマンス
主要指数の動向
- S&P 500種指数は火曜日に1.1%上昇し、50日移動平均線を上回りながら再び6,000ポイントを超えました。
- ナスダックはさらに強い1.4%の上昇で市場を牽引。一方で、ダウ工業株30種平均は50日移動平均線を下回ったままですが、4日間で2.3%の上昇を記録しました。
- それでも、小型株が中心のラッセル2000は出遅れが目立ち、12月全体で7%以上の下落となっています。この背景には、10年物国債利回りの上昇が影響していると見られます。
- ナスダックはさらに強い1.4%の上昇で市場を牽引。一方で、ダウ工業株30種平均は50日移動平均線を下回ったままですが、4日間で2.3%の上昇を記録しました。
- 出来高の低下
ニューヨーク証券取引所とナスダック市場の出来高は約20億株減少。これは年末の取引減少やクリスマス休場の影響と見られています。
2. サンタクロース・ラリーとは?
「サンタクロース・ラリー」はその年の最後の5営業日と翌年の最初の2営業日に株式市場が上昇する傾向を指します。
2024 12/24~31
2025 1/2~3
過去のデータでは、1950年以降S&P 500種指数が平均1.3%のリターンを達成。この時期の通常7日間の平均リターン0.3%と比べて非常に強い上昇を示します。
さらに、サンタクロース・ラリーが成功した年の翌年には平均10.4%の年間リターンが期待できるとの分析結果があります。
3. ラリー不在時の市場リスク
もしラリーが発生せず、年末から翌年初頭にかけて株価が下落した場合、S&P 500の翌年1月の平均リターンは-0.02%とほぼ横ばい、さらに年間リターンも5%に留まる可能性が高いと言われています。
『Stock Trader’s Almanac』によると、サンタクロースが「来ない年」は、弱気相場や後半の大幅な調整を伴うことが多いとされています。
4. 市場の懸念材料
- 分配日(ディストリビューションデイ)の増加
過去2週間半でナスダック市場には出来高の多い損失日が多く記録され、これは機関投資家が利益確定の売りを進めている可能性を示唆します。 - 市場の幅(ブレッズ)の弱さ
NYSEとナスダックの騰落線が下降トレンドにあることや、52週高値と安値のバランスが弱気を示唆している点も注意が必要です。- 新高値を更新する銘柄数よりも、新安値を記録する銘柄数が上回る日が続いています。
- セクター間のパフォーマンス差
成長株や大型株が主導する一方で、小型株やバリュー株が大きく出遅れています。- たとえば、ナスダック総合指数は今月4.2%上昇しているのに対し、ラッセル1000バリューETF(IWD)は6.2%下落しています。
まとめ
サンタクロース・ラリーが不発に終わる場合、来年の市場に弱気の影響を及ぼす可能性が高まります。
投資家は年末年始の動きを慎重に見極め、無理のないポジション調整を進めることが重要です。
トランプ新政権の発言に市場は右往左往すると思います。
浮かれず、兜の緒を締め直したいと思います。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
サンタクロースラリーが続くことを祈りましょう(*^^*)
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