今日の米国株

12月5日 小型株が雇用統計前に市場を下げる

S&P500     6,074 -0.20%

ナスダック総合  19,701 -0.17%

ダウ        44,774 -0.58%

12月5日、ウォール街は11月の雇用統計発表を前に、市場が緊張感を高める中で動きを見せました。

ダウ工業株30種平均は0.6%の下落、S&P500種は0.2%の下落を記録しましたが、小型株指数のラッセル2000は特に大きく1.3%の下落となり、小型株の影響が際立っています。

注目の雇用統計

日本時間 (JST) 12月6日午後10時30分、労働省が11月の雇用統計を発表する予定です。予想されている主な数値は以下の通り:

  • 雇用者数: 前月比20万人増(10月の12万人増から大幅な増加予想)。
  • 失業率: 4.1%から4.2%に上昇する見込み。

S&P500 ヒートマップ

テスラ(TSLA)の株価は木曜日に 3.2%上昇し、水曜日の上昇をさらに押し上げる形となりました。

この動きにより、テスラの株価は 年初来最高値を更新 しました。テスラは引き続き市場の注目銘柄として強い存在感を示しています。

テスラ決算のハイライト

  • 発表日: 10月23日
  • 第3四半期決算:
    • 利益: 前年同期比 9%増加。
    • 収益: 小幅増加にとどまるも、予想を上回る収益性を示しました。

この決算結果は市場を驚かせ、テスラの成長性と利益率の高さを再確認させる材料となりました。

為替・コモディティー

ドル円   150.23      -0.25%     

BTC/JPY 14,639,279円   -1.39%

金先物   2,655.94     -0.76%

ビットコイン価格は木曜日に 10万ドルの節目を突破 しましたが、金曜日には反転して下落しました。

この動きは市場のボラティリティの高さを象徴しており、暗号通貨市場における短期的な取引リスクを再認識させました。

10年債券利回り

アメリカ 10年債券利回り 4.177 -0.14%

米10年国債利回りは穏やかに下落し、4.177ポイントとなっています。

VIX・プットコールレシオ

VIX   13.36

プットコールレシオ 0.65

プットコールレシオが0.65ポイントを示すとおり、引き続き買い先行の相場ですね。

VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。

市場の動き

主要な市場動向

  • 先物市場:
    • S&P500先物とナスダック先物が0.1%下落。
    • ダウ平均先物もじり安となった。
    • 夜間の先物の動きが翌日の市場セッションに反映されるとは限らないが、慎重なムードがうかがえる。
  • 株式市場の動き(木曜日):
    • ダウ平均:0.55%下落。
    • S&P500指数、ナスダック:0.2%下落。
    • 小型株ラッセル2000:1.25%下落。

個別銘柄とセクターの注目点

  1. テスラ(TSLA):
    • 木曜日に3.2%上昇し、2年ぶりの高値を記録。
    • バンク・オブ・アメリカが目標株価を350ドルから400ドルに引き上げ。
    • テスラのロボットタクシーやオプティマスロボットへの期待が強気ムードを支える。
  2. 暗号通貨関連銘柄:
    • ビットコイン価格は水曜日の10万ドル突破後に反落。
    • マイクロストラテジー(MSTR)株:一時急騰後に反落し4.8%下落。
    • コインベース(COIN)株:3.1%下落したが、今年は84%の上昇。
  3. 航空株:
    • アメリカン航空(AAL)、サウスウエスト航空(LUV)が強気のガイダンスで急上昇。
  4. ETFの動き:
    • テクノロジー・ソフトウエア・セクターETF(IGV):1.2%上昇。
    • ヴァンエック半導体ETF(SMH):1.7%下落。

雇用統計に注目

  • 発表時期: 日本時間 (JST) では 午後10時30分
  • 予想:
    • 非農業部門雇用者数:20万人増。
    • 失業率:4.2%。
    • 平均時給:3.9%に低下。
  • 市場への影響:
    • 結果次第では、金利や市場動向に大きな影響を与える可能性。

まとめ

株価の動向は、日本時間 (JST)12月6日午後10時30分発表の 雇用統計の数値次第といったところでしょうか。

予想される動向とその背景

  • 雇用者数の増加予想
     労働市場が引き続き安定している一方で、コロナ禍後の急回復期を越え、やや落ち着きを取り戻している兆候といえます。このペースの変化が経済全体にどのような影響を及ぼすのか注目されています。
  • 失業率のわずかな上昇
     失業率が若干上昇すると予想される背景には、利上げの影響があると見られています。企業の採用意欲が鈍化しつつある兆候とも解釈できますが、大幅な上昇でなければ、労働市場の堅調さが依然として示されるでしょう。
  • 平均時給の低下
     賃金の伸びが鈍化することは、インフレ圧力の緩和を意味します。この点がFRBの金融政策にどのような影響を与えるのか、投資家や市場関係者の注目を集めています。

上記シナリオに反して、雇用者数が減少しつつも失業率が下がり、平均時給が上昇するという予想外の結果が発表された場合、それは単純にポジティブともネガティブとも言い切れない、複雑なシグナルを市場に与える可能性があります。

市場参加者がどのように受け止めるかしだいです。

みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)

ヤマト

今日のような下落はむしろ健全な調整です。

サンタクロースラリーを期待して待ちたいと思います(*^^*)