12/6 米国株式市場
S&P500 6,090 +0.25%
ナスダック総合 19,859 +0.8%
ダウ 44642 -0.28%
株式市場の週末動向と今後の見通し
12月6日金曜日、強い雇用統計の発表を受け、米国株式市場は堅調に推移しました。
ただし、ダウ平均は下落し、主要指数の中では出遅れが目立ちました。
一方で、ナスダック総合株価指数やS&P500は史上最高値を更新し、投資家心理は依然として前向きです。
S&P500 ヒートマップ
テスラが+5.34%と連日の暴騰です。
ドナルド・トランプ氏の選挙勝利以来、テスラの株価は40%以上の上昇を見せ、投資家の間で引き続き注目を集めています。
この勢いを受けて、バンク・オブ・アメリカのアナリスト、ジョン・マーフィー氏は木曜日に目標株価を引き上げました。
これにより、テスラの目標株価は350ドルから400ドルに改訂され、引き続き「買い」推奨が維持されています。
為替・コモディティー
ドル円
149.98 -0.07%
BTC/JPY
15,210,535円 +4.14%
金先物
2,655 +0.28%
ビットコイン(BTC)はアメリカ時間の金曜日午後に再び上昇傾向を見せ、心理的な節目である10万ドルを再び超える動きを見せました。
この急騰により、暗号通貨の取引価格は101,300ドル前後に達し、投資家や市場の注目を集めています。
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.155 -0.53%
10年債利回りは3ベーシスポイント低下の4.15%となっております。
VIX・プットコールレシオ
VIX 12.74
プットコールレシオ 0.65
VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。
市場の動き
11月の米国雇用統計は、経済が堅調に推移していることを示しました。
非農業部門雇用者数は予想の21.1万人を上回る22.7万人の増加を記録し、労働市場が依然として力強い成長を続けていることを示しています。
一方で、失業率は4.1%から4.2%へと若干上昇しました。
このような結果は、「ゴルディロックス経済」(適温経済)の典型例とされています。
「ゴルディロックス経済」とは
経済が「暑すぎず寒すぎない」、つまり過熱しすぎず停滞もしない理想的なバランスの取れた状態を指します。
この名前は、童話『ゴルディロックスと3匹のくま』で、ゴルディロックスが「ちょうどいい温かさ」のお粥を選ぶシーンに由来しています。
市場では、このレポートがFRB(連邦準備制度理事会)による12月18日の利下げ方針に影響を与えないと見られています。
FRBは利下げを通じて、景気拡大を支援し、過度な経済冷え込みを防ぐ意図を持つと予測されています。
このような「ゴルディロックス的な報告」の状態は、企業と消費者にとって安心感をもたらし、株式市場にもプラスの影響を与えやすいとされています。
主要指数の動向
- ナスダック総合株価指数
- 金曜日は0.8%上昇、週間では3.3%の上昇を記録。
- 2024年の年初来上昇率は32.3%と驚異的。
- すべての移動平均線を上回る強気相場。
- S&P500
- 金曜日に0.3%上昇、週間で1%上昇。
- 現在、21日指数平均から離れて推移し、2024年の年初来上昇率は27.7%。
- ダウ工業株30種平均
- 金曜日に0.3%下落、週間では0.6%下落。
- UnitedHealth (UNH) が最大の下落要因となった一方、Amazon.com (AMZN) が最大の上昇要因。
セクターと個別株の動向
- 好調なセクターと銘柄
- 消費者裁量セクターや通信サービスが堅調。
- ルルレモン(LULU): 決算が市場予想を上回り、株価は16%急騰。
- アルタビューティーズ(ULTA): 決算後に大幅反発。
- 低調なセクター
- エネルギー関連銘柄(石油・ガス探査、掘削、フィールドサービスなど)は出遅れ。
- 外国銀行株や農業関連企業も苦戦。
まとめ
無事、米国雇用統計を通過といったところでしょうか。
ただ、S&P500とナスダックの株価は、それぞれ50日移動平均線を4%、6%以上、上回る水準で推移しています。
これは過熱感を示す可能性があり、調整局面が来るリスクも否定できません。
来週発表の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)も注目して行きたいと思います。
ナスダック総合株価指数が20,000の大台に乗ろうとしてます。歴史的瞬間を目撃したいですね\(^o^)/
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
株価順調すぎて怖い。。。。(^_^;)