1/27 米国株式市場
S&P500 6,012 -1.46%
ナスダック総合 19,341 -3.07%
ダウ 44,713 +0.65%
1月27日(月)、株式市場は中国AI企業ディープシーク(DeepSeek)の発表によって大きな影響を受けました。
同社が低コストかつ短期間で開発した新たなAIアプリに関するニュースが、市場全体の投資心理を揺るがした結果、テクノロジー株を中心に広範な売りが発生。
しかし、一部のディフェンシブセクターは逆に上昇を記録し、投資家に新たな可能性を示しました。
S&P500
為替・コモディティー
ドル円
154.64 -0.69%
BTC/JPY
15,457,652円 -3.49%
金先物
2,769.29 -1.08%
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.530 -1.50%
VIX・プットコールレシオ
VIX 17.91
プットコールレシオ 0.65
VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。
市場の動き
AI市場に揺れる株式市場の現状
- ナスダック総合指数の下落
- 終値は3.1%安の19,341。
- 1日で最大の下げ幅は、2024年12月18日以来。
- 50日移動平均線の下回り
- ナスダックが1週間ぶりに50日線を割り込む。
- 年初来上昇率が0.2%未満
- ディープシークの発表
- わずか2か月で大規模な言語モデルを活用した革新的な検索アプリを開発。
- 米企業が数十億ドルを費やしている中、わずか600万ドル以下でシステムを構築。
- 100分の1や1000分の1のローコスト(アメリカ企業は数十億ドルを費やしている)
- AI関連企業の課題
- 特に米国企業を含むAI関連企業は高コストな技術開発の課題に直面。
- ヴァン・エック・セミコンダクターETF(SMH)
- 9.8%下落し、235.81に。
- 半導体株を含む多くのテクノロジー株が50日移動平均線を下回る。
投資家が資金を移動させた新たなセクター
一方で、ヘルスケアや消費財をはじめとするディフェンシブセクターが堅調に推移しました。特に以下の業種は、2%以上の上昇を記録しました。
- 水道事業会社:株価加重平均で4.4%上昇
- タバコ、病院、保険ブローカー:安定的な需要を背景に上昇
- 住宅建設、介護関連、食品関連企業:2%以上の堅調な動き
注目すべき点
- AI関連株の調整に注意
- AI分野の競争激化やコスト構造の変化により、関連株式の価格変動が続く可能性が高いです。
- 一方で、この調整局面を利用して、有望なAI企業を低価格で購入する機会が訪れるかもしれません。
- ディフェンシブセクターへの分散投資
- 今回の市場動向は、安定的な成長を期待できるセクターへの資金流入を裏付けるものでした。
- 特に、ヘルスケアや消費財関連は2025年の重要な投資テーマになると見られています。
- 金利政策の影響
- FRBが金利を想定以上に引き下げない可能性を示唆しているため、金利に敏感なセクターにも注意が必要です。
- また、2025年のボラティリティは高い水準で推移する可能性があるため、リスク分散の重要性が高まります。
まとめ
大型テック株の決算発表前にディープシークの発表は大きなニュースとなりました。
AIを作るのにお金は必要ないとなれば、米テック企業が今まで投資家から集めたお金は何のためなんだとなりますね。
ドットコムバブルが終わったときのようにAIバブルも終わるのかもしれません。
ドットコムバブルの終わりも設備投資額が必要なくなったことに起因します。
ディフェンシブセクターに資金が集まっているのはその兆候でしょうか。
ハイテク銘柄に固執せず、生活必需品銘柄を見るのも良いと思います。
ハイテクが下がったからと言ってナンピンは禁物です。
「下手なナンピンはすかんぴん」
「下手なナンピン」
無計画かつ安易にナンピン買い(価格が下がった際にさらに買い増しを行うこと)を行うことを指します。下落した株価に対して感情的に買い増しを繰り返す行為が主な例です。
「スカンピン」
資産をほとんど失い、無一文に近い状態になることを指す俗語です。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
1/27がバブル崩壊の始まりかもしれません。
↓クリックしていただけると嬉しいです(*^^*)