1/31 米国株式市場
S&P500 6040 -0.50%
ナスダック総合 19,627 -0.28%
ダウ 44,544 -0.75%
S&P500
1月31日、ドナルド・トランプ大統領が中国、カナダ、メキシコに対する関税を発表したことを受け、株式市場は反落しました。
来週は、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)やアマゾン・ドット・コム(AMZN)などの決算発表、さらには1月の雇用統計の発表が控えており、市場は引き続きボラティリティの高い展開が予想されます。
為替・コモディティー
ドル円
155.15 +0.69%
BTC/JPY
15,828,526円 -2.12%
金先物
2,826.14 -0.67%
10年債券利回り
アメリカ10年債券利回り
4.574 +1.21%
VIX・プットコールレシオ
VIX 16.84
プットコールレシオ 0.65
VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。
市場の動き
株式市場の動向
金曜日の株式市場は、関税の発表を受けて終盤にかけて下落しました。
- ナスダック総合指数
- 0.3%下落、週間では1.6%の下落
- 1月全体では1.6%の上昇
- 50日移動平均線を維持
- S&P500種指数
- 0.5%下落、週間では1%の下落
- 依然として6,000ドル台を維持
- 年初来では2.7%上昇
- ダウ工業株30種平均
- 0.8%の下落
- 週間では0.3%の上昇、1月は4.7%の上昇
- アマゾン(AMZN)とアムジェン(AMGN)が唯一プラス圏で終了
- ラッセル2000(中小型株指数)
- 0.8%の下落
- 1月の月間上昇率は2.5%
市場全体の出来高は増加し、特にナスダックとS&P500での売買が活発でした。
トランプ関税が市場に与えた影響
トランプ大統領は金曜日、2月1日土曜日より中国に10%、メキシコとカナダに25%の関税を課すことを発表。
これにより、貿易摩擦の懸念が高まり、市場に不安が広がりました。
カナダ産原油には10%の関税が課されることが発表され、原油市場にも影響が及んでいます。
ドナルド・トランプ大統領は記者団に対し、「鉄鋼に多くの関税をかけるつもりだ」と発言し、次の関税措置を2月18日に発動する可能性があることを示唆しました。
カナダとメキシコも報復関税を検討しており、貿易戦争の激化が懸念されています。
市場はすでに以下の要因を消化していた中での関税発表だったため、影響が一層強まりました。
- FRBの金利据え置き
- 米国の個人消費支出(PCE)の上昇
- 中国のAI企業「ディープシーク」の台頭
この関税措置は土曜日から発効し、今後の市場動向に大きな影響を与える可能性があります。
今後の重要イベント
来週は、経済指標や決算発表が相次ぎ、投資家にとって重要な週となります。
1. 経済指標
- 月曜日:建設支出・自動車販売台数
- 火曜日:工場受注、求人数
- 水曜日:S&P米サービス業PMI、ADP雇用統計
- 金曜日:1月の雇用統計(市場予想:25.6万人増)
特に、金曜日の雇用統計は市場の焦点であり、結果次第では金利動向にも影響を与える可能性があります。
2. 主要企業の決算発表
来週は多くの注目企業が四半期決算を発表予定です。
- パランティア・テクノロジーズ(PLTR)
- アマゾン・ドット・コム(AMZN)
- アルファベット(GOOGL)(Google親会社)
- ウーバー・テクノロジーズ(UBER)
AI関連銘柄として注目されるパランティアの決算は、特に市場の関心を集めています。
業種別の動向
金曜日のS&P500セクター別パフォーマンスでは、通信サービスがプラス圏で終えた一方、エネルギーとテクノロジーが出遅れました。
また、個別銘柄では次のような動きがありました。
- デッカーズ(DECK)
- 収益見通しがウォール街予想を下回り、20%急落
- 50日移動平均線を割り込む
- 好調なセクター
- 光ファイバー関連株
- プラスチック関連株
- モバイル・ホーム・メーカー
- 受託電子機器メーカー
特にデッカーズの急落は市場に大きな影響を与えました。
まとめ
来週は関税の影響がどこまで市場に織り込まれるかに注目です。
ディープシークショックを織り込み中のなか市場は冷水を浴びせれれました。
トランプ大統領の狙いは、輸入品に関税をかけて価格を引き上げ、アメリカ国内の製品を相対的に安く見せることです。
さらにアメリカ国内の原油を増産させようともしています。
彼の思惑通りすすめばよいのですが。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
インフレ再燃しなければよいのですが😅
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