2月第1週の米国株式市場
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S&P500 6,025 -0.24%
ナスダック総合 19,523 -0.53%
ダウ 44,303 -0.99%
2月第1週の米国市場は、主要3指数がそろって下落し、調整局面を迎えました。
トランプ大統領が今週中に新たな関税の引き上げを発表すると発言したことを受け、ダウ・ジョーンズ先物、S&P500先物、ナスダック先物が日曜の夕方に小幅上昇しました。
S&P500 週間ヒートマップ
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為替・コモディティー 週間
ドル円
151.68 +0.17%
BTC/JPY
14,689,619円 +0.34%
金先物
2,892.74 +0.18%
10年債券利回り 週間
アメリカ10年債券利回り
4.487 -0.15%
今週の重要イベント
2月12日(水)
- 22:30 コアCPI (前月比) (1月) 予想: 0.3% 前回: 0.2%
- 22:30 消費者物価指数 (前月比) (1月) 予想: 0.3% 前回: 0.4%
2月13日(木)
- 22:30 失業保険申請件数 予想: 221K 前回: 219K
- 22:30 生産者物価指数 (前月比) (1月) 予想: 0.2% 前回: 0.2%
2月14日(金)
- 22:30 コア小売売上高 (前月比) (1月) 予想: 0.3% 前回: 0.4%
- 22:30 小売売上高 (前月比) (1月) 予想: 0.0% 前回: 0.4%
2月10日(月)
- マクドナルド (MCD) EPS予想: 2.9 / 売上高予想: 6.51B
- バーテックス・ファーマシューティカルズ (VRTX) EPS予想: 4.02 / 売上高予想: 2.79B
2月11日(火)
- コカ・コーラ (KO) EPS予想: 0.5192 / 売上高予想: 10.7B
- マリオット・インターナショナル (MAR) EPS予想: 2.37 / 売上高予想: 6.37B
2月12日(水)
- シスコ・システムズ (CSCO) EPS予想: 0.9079 / 売上高予想: 13.87B
- クラフト・ハインツ (KHC) EPS予想: 0.7824 / 売上高予想: 6.69B
2月13日(木)
- アプライド・マテリアルズ (AMAT) EPS予想: 2.28 / 売上高予想: 7.15B
- パロアルトネットワークス (PANW) EPS予想: 0.779 / 売上高予想: 2.24B
- ディアー・アンド・カンパニー (DE) EPS予想: 3.12 / 売上高予想: 7.7B
- Moody’s (MCO) EPS予想: 2.3 / 売上高予想: 1.59B
- エアビーアンドビー (ABNB) EPS予想: 0.5869 / 売上高予想: 2.43B
2月14日(金)
- コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ PLC (CCEP) EPS予想: 0.91 / 売上高予想: 5.3B
- モデルナ (MRNA) EPS予想: -2.73 / 売上高予想: 995.44M
市場の動き
週間の市場動向
- S&P500:6,025 (-0.24%)
- 依然として高値圏を維持するものの、利益確定の売りが優勢。
- ナスダック総合:19,523 (-0.53%)
- ハイテク株に売りが入り、特にAI関連の一部銘柄が調整。
- ダウ:44,303 (-0.99%)
- 3指数の中で最も下落率が大きく、景気敏感株が売られた影響が顕著。
主な要因
- FRBの金融政策
- 1月31日のFOMC後、パウエル議長が「3月の利下げは適切ではない可能性がある」と発言したことで、早期利下げ期待が後退し、市場は失望感から下落。
- 経済指標の影響
- 週内に発表された 米雇用統計(2月2日)は市場予想を上回る結果となり、米経済の堅調さを示唆。
- 一方で、労働市場の強さはインフレ懸念につながり、FRBの利下げ観測をさらに後退させた。
- 企業決算シーズン
- 米主要企業の決算が本格化し、ハイテク企業の決算内容に市場は敏感に反応。アップルやアマゾンなどの決算後、株価は乱高下。
今後の見通し
- 利下げ時期の見極め
- 3月利下げの可能性はほぼ消え、市場は6月以降の利下げの有無に注目。
- 企業決算の継続
- 主要企業の決算が続くため、個別銘柄の動向が市場全体に影響を与える可能性。
- 経済指標の発表
- 2月12日発表のCPI(消費者物価指数)がインフレ動向のカギを握る。
トランプ大統領新たな関税引き上げ示唆
トランプ大統領は鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を25%引き上げると発表しました。これに対し中国はアメリカの自動車とエネルギーに15%の報復関税を発表しています。
- 鉄鋼やアルミニウムを輸入している企業のコストが上昇 → 企業の利益が減少する可能性
- 他国がアメリカ製品に対して報復関税をかける可能性 → 貿易摩擦が激化
ダウ先物、S&P500、ナスダックの最新動向
現在の株式市場の動きをまとめると、以下のようになります。
指数 | 変動率 |
---|---|
ダウ先物 | +0.1% |
S&P500先物 | +0.2% |
ナスダック100先物 | +0.3% |
重要ポイント
- トランプ大統領の関税発表直後、市場は下落しましたが、その後回復。
- ナスダック指数は50日移動平均線(50日線)を下回り、注意が必要。
- しかし、全体的には史上最高値付近で推移しており、大きな下落には至っていない。
まとめ
トランプ大統領は鉄鋼とアルミニウムに対する関税を発表しました。
今までを振り返ると、カナダとメキシコに対する関税は1ヶ月の猶予を与えています。
関税を実行しないのかするのか不明確なため、トレードしにくい状況が続いていますね。
関税問題は政治ショーの取引材料として使われている印象です。
関税問題はそこまで気にしなくても良い気がします。
それより、3月の連邦債務上限問題が気になります。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(^^)
投資は自己責任でお願いします。
振り回されないようにしなきゃ😅
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