最近、AMCエンターテインメント(AMC)やGameStop(GME)などの「ミーム株」が再び注目を集めています。
特にAMCの空売り比率が急増しており、これが株価に大きな影響を与える可能性があります。
しかし、投資家はこれをどのように捉えるべきでしょうか?
AMCの空売り急増とその影響
現在、AMCの空売り比率は14%と非常に高水準に達しているようです。
空売り比率が高まると、株価が上昇した際に空売り投資家が損失回避のために買戻しを行う「ショートスクイーズ」が発生し、株価が急騰する可能性があります。
過去にもAMCは急激な価格変動を経験しており、2021年には一時393.65ドルの史上最高値を記録しました。
その後、株価は大きく下落しています。
最近の業績と財務状況
AMCの2024年第3四半期決算では、売上高が前年同期比で減少(14億ドル→13億ドル)したものの、1株あたりの損失は9セントから4セントへと改善しました。
さらに、同社は16億ドルの債務を2026年から2029年に借り換えるなど、財務の立て直しにも取り組んでいます。
しかし、依然として総額45億ドルの負債を抱えており、財務状況は依然として厳しい状態です。
ミーム株の特徴とリスク
ミーム株とは、SNSやネット上で急速に注目され、短期的な投機的売買によって株価が急騰する銘柄です。
AMCやGameStopは、その代表例であり、著名投資家「轟音キティ」ことキース・ギル氏のSNS投稿が再び株価に影響を与えています。
しかし、こうした株価の急騰は、ファンダメンタルズに基づくものではなく、純粋に市場の投機的な動きに依存しています。
そのため、株価は急上昇した後、急落するリスクが非常に高いのです。
キース・ギル氏 出典:YouTube
今、ミーム株は買いか?
慎重な姿勢が必要です。
AMCやGameStopの株価急騰は、ショートスクイーズやSNSの影響による一時的なものが多く、長期的な投資価値とは言えません。
以下の点を考慮する必要があります:
- ファンダメンタルズの弱さ:AMCの売上高は減少傾向で、財務状況も厳しい状態。
- 過去の急騰後の暴落:2021年のミーム株ブーム以降、AMCやGMEは大幅に下落しています。
- ボラティリティの高さ:短期間で数百%の値動きが発生する可能性があるが、その分リスクも高い。
まとめ
AMCやGMEなどのミーム株は、短期的な投機目的で取引されるケースが多く、安定した成長株とは異なります。
現時点でのAMC株の高い空売り比率は、ショートスクイーズの可能性を示していますが、ファンダメンタルズの弱さや過去の暴落を考慮すると、長期的な投資対象としては不安定です。
火遊び厳禁。
みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)
投資は自己責任でお願いします。
エンターテイメントとして眺めるだけで(*^^*)
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