今日の米国株

DeepSeekショックの負者と勝者

S&P500     6,067  +0.92%

ナスダック総合  19,733  +2.03%

ダウ        44,850  +0.31%

1月29日(火)、米国株式市場は人工知能(AI)関連銘柄の反発を背景に大幅上昇。

前日の急落からの回復を試みる展開が見られ、主要株価指数は上昇で取引を終えました。

ただし、エヌビディア(NVDA)は火曜日上昇したのにもかかわらず、前日失った約6000億円の価値の一部しか取り戻せません。

S&P500 

為替・コモディティー 

ドル円   

155.54  +0.40% 


BTC/JPY

15,896,972円  +0.23%


金先物   

2,771.41  +0.19%

10年債券利回り 

アメリカ10年債券利回り  

4.537   +0.08%

VIX・プットコールレシオ

VIX   16.3

プットコールレシオ 0.75

VIXが20、プットコールレシオが1.15を超えたら変動リスクに警戒しましょう。

市場の動き

主要指標の動き

  • ナスダック総合指数: 2%上昇し、全主要移動平均線を上回る。
  • S&P 500指数: 0.9%上昇し、50日移動平均線を維持。
  • ダウ工業株30種平均:堅調な0.3%の上昇
  • ラッセル2000指数: 0.2%上昇。50日線を下回ったまま揉み合い。

負者と勝者:ハードウェア株が急落、ソフトウェア株が上昇

DeepSeekのニュースを受け、月曜日には AIハードウェア関連株が下落 しました。

一方、AIを活用するソフトウェア企業の株価は上昇 しています。

1. ハードウェア企業(敗者)

  • Nvidia(NVDA) :AIチップの需要が減少する可能性から売られる
  • Vistra(VST) :AI向けデータセンター需要の鈍化を懸念

特に NvidiaはAI市場をリードする存在 であり、計算コストが劇的に下がると、ハードウェアの販売減少につながる 可能性があります。


2. ソフトウェア企業(勝者)

火曜日には、以下のソフトウェア株が急騰しました。

ブレイクアウトした銘柄

  • ServiceNow(NOW)+2.61%
  • HubSpot(HUBS)+4.77%
  • CrowdStrike(CRWD)+9.35%
  • Shopify(SHOP)+9.38%
  • Snowflake(SNOW)+7.12%

これらの企業は、AI技術を活用することでビジネスを強化できる立場にあるため、AI導入コストの低下がプラス要因となっています。


今後の展開と注意点

1. 決算発表シーズンに突入

  • ServiceNow(NOW)水曜日に決算発表 を控えており、今後 2〜3週間で多くのハイテク企業が決算を発表 します。
  • もし 強い決算を発表すれば、AIソフトウェア株の上昇が加速する可能性 があります。

2. DeepSeekのニュースが誤報だった場合のリスク

もし市場が「DeepSeekのニュースは誇張されたもの」と判断した場合、次のようなシナリオが想定されます。

  • Nvidiaの株価とハードウェア株が急騰
  • ソフトウェア株が反落

そのため、短期的には 市場の動きを慎重に見極める必要 があります。


DeepSeekがもたらすAI株の変革

ハードウェア企業にとっては逆風

  • Nvidiaやデータセンター関連企業は下落リスク

ソフトウェア企業にとっては追い風

  • ServiceNow、HubSpot、Snowflake などの株価が急騰
  • AIを活用する企業はAI導入コストが下がり恩恵を受ける可能性が高い

しかし、DeepSeekの技術が本当に革命的なものかどうかは、今後の市場の評価次第 です。

慎重に市場の動向を見守りながら、適切な投資判断を下すことが重要です。

その他の目立った動き

  • ロイヤルカリビアン (RCL): 12.00%暴騰。
  • カーニバル (CCL): 8%の急伸。

ETFの動向

  • 上昇: ARK Innovation ETF (ARKK) +2%、VanEck Semiconductor ETF (SMH) +2%、iShares Tech ETF (IGV) +2.7%。
  • 下落: エネルギーETF (XLE) -0.95%、ヘルスケアETF (XLV) -0.7%。

暗号資産と原油

  • ビットコインは0.5%上昇し、10万1,200ドルを超えました。
  • 原油価格は1%上昇し、1バレル=73.90ドルとなっています。

週後半の注目ポイント

  1. 決算発表
    今週はマイクロソフト (MSFT)、テスラ (TSLA)、アップル (AAPL) などの主要テクノロジー企業が決算を控えており、市場への影響が期待されています。
  2. FRB会合の結果
    水曜日にはFOMC会合の結果が発表される予定で、金利は現状維持が見込まれています。ただし、利下げの可能性については慎重な見方が広がっています。
  3. インフレ指標
    金曜日に発表されるPCE(個人消費支出)価格指数は、前年同月比2.6%の上昇が予想されています。このデータは、FRBの政策決定に影響を与える重要な指標です。

まとめ

市場が上下しています。

DeepSeekショックが終わったのか、続いているのか見極める必要があります。

エヌビディア(NVDA)は一旦上がりましたがデッド・キャット・バウンス(Dead Cat Bounce)の可能性もあります。

デッド・キャット・バウンス とは、株価が急落した後に一時的に小幅な反発を見せる現象を指す証券用語です。

この反発は持続的な上昇トレンドではなく、最終的には再び下落傾向に戻るケースがほとんどです。

そのため、多くの投資家にとっては警戒すべきサインとされています。

この用語は、ウォール街で長年使われている格言で、「死んだ猫でも高いところから落とせば弾む」という表現から来ています。

猫の弾みを例に、下落相場における一時的な反発を表現しています。

出典:namu.wiki

みなさんも、自分の頭で考え、自分の判断で売り買いしてくださいね(*^^*)

投資は自己責任でお願いします。

ヤマト

猫と一緒に死にたくありません😂

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